リハビリテーション
リハビリテーションを希望する方へ
当院のリハビリテーションは、当院を受診された脳神経系疾患に苦しむすべての患者様を対象に提供されます。常に最新のリハビリテーションの理論や手法を取りいれ、日々の治療に中で得られた知見を臨床研究で検討し治療に役立てていくことを目指しています。
当院は脳血管疾患等リハビリテーションⅡの施設基準を満たす本格的なリハビリテーション施設を備えており、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が、あらゆる脳神経疾患に対してリハビリテーションを行っています。医療保険で行うことを原則としていますが、介護保険の利用状況やリハビリテーションの対象疾患によっては自費で行うことがあります。現在、当院が積極的に取り組んでいるリハビリテーションは以下の通りです。
脳卒中リハビリテーション
脳卒中後遺症による片麻痺に対して機能回復を目的にリハビリテーションを行います。上下肢の痙縮による痙性麻痺の増悪に対しては、ボトックス治療と促通反復療法(川平法)、電気刺激療法を行っています。脳卒中発症から6か月以上経過した方にも適応があります。
歩行機能の改善に対しては、2019年7月からHONDA歩行アシストを利用したロボットリハビリテーションも行っています。
歩行機能の改善に対しては、2019年7月からHONDA歩行アシストを利用したロボットリハビリテーションも行っています。
難治性めまいに対する前庭(ぜんてい)リハビリテーション
回転性めまいや浮動性めまいを特徴とする耳石障害や末梢性前庭障害によるめまいは通常は2週間程度で改善しますが、長期間にわたってめまいが改善しない場合があります。
こうした難治性めまいに対して当院では、詳細な神経耳科学的検査と画像診断を最先端の機器を用いてその原因を診断します。
その結果、前庭機能障害が明らかな方や、前庭機能は正常化しているにもかかわらず前庭性運動失調症を呈する持続性知覚性姿勢誘発めまいの方を対象に前庭リハビリテーションを行います。前庭リハビリテーションは、めまいやふらつきに有効であることが報告されており、当院でリハビリテーションを行っている方の多くは8週間程度で症状が劇的に改善しています。
また、最近では浜松医大病院、聖隷浜松病院、浜松医療センターの耳鼻咽喉科をはじめ近隣の耳鼻咽喉科のクリニックから紹介される機会も増えています。
こうした難治性めまいに対して当院では、詳細な神経耳科学的検査と画像診断を最先端の機器を用いてその原因を診断します。
その結果、前庭機能障害が明らかな方や、前庭機能は正常化しているにもかかわらず前庭性運動失調症を呈する持続性知覚性姿勢誘発めまいの方を対象に前庭リハビリテーションを行います。前庭リハビリテーションは、めまいやふらつきに有効であることが報告されており、当院でリハビリテーションを行っている方の多くは8週間程度で症状が劇的に改善しています。
また、最近では浜松医大病院、聖隷浜松病院、浜松医療センターの耳鼻咽喉科をはじめ近隣の耳鼻咽喉科のクリニックから紹介される機会も増えています。
パーキンソン病、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺などの変性疾患に対するリハビリテーション
パーキンソン病、多系統萎縮症、進行性核上性麻痺などの変性疾患は、初期症状は振戦やふらつき等の比較的軽微な症状でゆっくりと発症することが多く早期診断が困難な脳神経疾患です。
当院では、こうした変性疾患が疑われる方に対しても正確な診断を行い、早期から適切なリハビリテーションを行うことを心掛けています。これらの疾患の方に対しても歩行障害の改善を目的に、HONDA歩行アシストを使用してリハビリテーションを行っています。
当院では、こうした変性疾患が疑われる方に対しても正確な診断を行い、早期から適切なリハビリテーションを行うことを心掛けています。これらの疾患の方に対しても歩行障害の改善を目的に、HONDA歩行アシストを使用してリハビリテーションを行っています。
高次脳機能障害リハビリテーション
脳卒中後遺症、頭部外傷、脳腫瘍、虚血性白質脳症、脳アミロイド血管症、パーキンソン病やその関連疾患による高次脳機能障害に対して言語聴覚士、作業療法士が評価・訓練を行います。
リハビリテーションでは、注意力や記憶力のトレーニングだけでなく、日常生活における問題点の共有とその解決のための情報提供などを幅広く行っています。軽度認知障害(MCI)の患者様に対しては、認知症予防目的に理学療法士がコグニサイズを提供しています。
リハビリテーションでは、注意力や記憶力のトレーニングだけでなく、日常生活における問題点の共有とその解決のための情報提供などを幅広く行っています。軽度認知障害(MCI)の患者様に対しては、認知症予防目的に理学療法士がコグニサイズを提供しています。
顔面神経麻痺リハビリテーション
ベル麻痺やハント症候群によって顔面神経麻痺を呈します。
顔面神経麻痺では、経過とともに顔面筋に病的共同運動が生じる可能性があります。病的共同運動の具体例として、目を閉じようとしたときに口元が引き上げられる、といった症状があります。顔面神経麻痺のリハビリテーションにおいて重要なことは、早期に治すことや頑張って顔の筋肉を動かすことではなく、病的共同運動を予防しながらマッサージやストレッチといった適切なセルフトレーニングを行うことです。
当院での顔面神経麻痺のリハビリテーションでは、理学療法士が顔面筋のマッサージ、ストレッチやセルフトレーニングの指導をしています。軽い麻痺でも一度受診することを勧めます。
顔面神経麻痺では、経過とともに顔面筋に病的共同運動が生じる可能性があります。病的共同運動の具体例として、目を閉じようとしたときに口元が引き上げられる、といった症状があります。顔面神経麻痺のリハビリテーションにおいて重要なことは、早期に治すことや頑張って顔の筋肉を動かすことではなく、病的共同運動を予防しながらマッサージやストレッチといった適切なセルフトレーニングを行うことです。
当院での顔面神経麻痺のリハビリテーションでは、理学療法士が顔面筋のマッサージ、ストレッチやセルフトレーニングの指導をしています。軽い麻痺でも一度受診することを勧めます。